台風・大雨の時

避難の時の注意点

  • 何よりも
    人命が第ーです

     「あぶない」と感じたら、浸水が始まらないうちに自ら進んで避難しましょう。

  • 速やかに
    避難しましょう

     避難指示などは、危険が迫った時に出されますので、速やかに避難しましょう。避難の際には、市役所などの指示に従いましょう。

  • みんなで
    助けあって避難を

     避難するときは隣近所で声をかけて、お年寄りや障がいのある方、子どもを優先するようみんなで協力しましょう。

  • 2人以上で安全な道を
    歩きましょう

     避難するときに浸水箇所があった場合は、側溝や水路に十分注意しましょう。また、長い棒などを杖代わりにして、安全を確認しながら歩きましょう。

  • 水深や流れに
    注意しましょう

     大人が歩ける深さは、約50cmが目安です。水の流れが速いときは、50cm以下でも歩行するのは危険です。なるべく、水が浸水している地域には近付かないようにしましょう。

  • 車での避難は
    控えましょう

     車での避難は緊急車両の適行の妨げになります。また、交通渋滞をまねき、浸水すると動けなくなりますので、できるだけ徒歩で避難しましょう。

履きなれた運動靴を履いて避難しましょう。濡れてしまわないようにと長靴を履いてはいけません。長靴に水がはいると身動きが取れなくなってしまいます。

立ち退き避難と屋内安全確保

 危険が近づいたらすぐに安全な避難所等に避難することが大切です(立退き避難)。しかし、避難している最中に被害にあう可能性もあります。
 下記の項目に一つでも当てはまる場合は無理に外に出ず、可能な限り想定浸水深より高いところに避難し、命を守る最低限の行動をとりましょう(屋内安全確保)。

  • 避難する前に以下の項目をチェックしてみましょう。

    □ 夜間で避難路上の危険個所がわかりにくい。
    □ 避難路に崩れそうな斜面がある。
    □ 避難所までにひざ上以上(50cm以上)に浸水しているところを通らなければいけない。
    □ 水深は浅い(20cm程度)が、水の流れがはやい。
    □ 避難路に蓋のない用水路等があり、位置がわからない。

増水・浸水時に危険な場所

  • 河川敷・用水路・ため池の周辺

    ● 急な増水
    ● 堤防の決壊
    ● 農業用ため池の越水・決壊
    ● 自分のいる場所で雨が降っていなくても、河川の上流での大雨により被害を受ける可能性がある。
     →(対処法)川から離れる。 高いところに避難する。
    ため池の場所や浸水想定区域は市農地整備課ホームページでこ確認ください。

  • 運転中

    ● 激しい雨で前が見えなくなる。
     →(対処法)視界が悪い場合は急停車せず、ゆっくり減速する。
    ● 路面が冠水してエンジンが停止する。※60~70cmの浸水で車は浮いてしまいます。※マフラーが水没するとエンジンが停止してしまいます。
     →(対処法) エンジンがとまっても、エンジン保護、感電防止のため再始動しない。
    ● 水圧でドアが開かなくなる。
     →(対処法)慌てずに窓を割って脱出する。(ハンマー等を車に常備)

  • アンダーパス

    ● 冠水により車が水没する。
     →(対処法)平常時から危険箇所を把握し、増水時には通行しない。

  • 地下駐車場

    ● 地上で起こっている災害に気づきにくい。
    ● 水圧でドアが開かなくなる。
    ● 水が流れ込む。
     →(対処法)気象情報に注意し大雨時には極力利用を避ける。

簡易的な土のう・水のうのつくりかた

  • ゴミ袋を利用

     45ℓ程度の容量のこみ袋を二重にして、半分程度の水を入れ、すき間なく並べる。段ボールに入れてつなげれば強度が増し、積み重ねることもできます。
    ●簡易水のうの作り方

  • プランターを利用

     土の入ったプランターを縦長に並べ、レジャーシートを巻きつけて補強する。プランターの代わりに水を入れたポリ容器や、中に土を入れ重くしたビールケースなども利用できます。


被災後の対応

 浸水後も街には危険があふれています。以下のことに注意しながら復旧活動を行いましょう。
● 浸水の被害にあったら消毒を念入りにする。
● 家の中は風通しをよくして乾燥させる。
● 水道水を煮沸して使用する、こまめに手の消毒をするなど、衛生面に注意する。