土砂災害の時

自宅付近に土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域があるか確認する

 岐阜市域の約3割は山地となっており、流れの急な渓流や山の斜面、宅地造成に伴う人工的な斜面が多く存在しています。このため、土砂災害防止法に基づき指定される土砂災害警戒区域は、市内に616箇所(令和3年1 0月末時点)もあります。
 まずは、ハザードマップでご自宅の周辺の土砂災害警戒区域を確認しましょう。ご自宅が土砂災害警戒区域にある場合には、対象となる土砂災害の種類(がけ崩れ・土石流のどちらか)、避難場所や避難所、避難経路を把握するとともに、大雨の際には特に前兆現象に注意し、積極的な情報収集に努めましょう。

土砂災害警戒情報に注意する

 「土砂災害警戒情報」は、土砂災害の恐れがとても高まっていることを示すものです。大雨の時は、土砂災害警戒情報に注意しましょう。土砂災害警戒情報は、テレビ、ラジオ、ホームページ(気象台、岐阜県)などで発表されます。大雨のときには停電の恐れもありますので、情報が入手できるよう、ラジオを用意しておくとよいでしょう。
 土砂災害警戒情報が発表されたときは、市が発表する避難に関する情報に従い、避難をしましょう。
※土砂災害警戒情報は、市の防災行政無線で放送しますが、雨や風の音が大きくて放送が聞こえない可能性があります。周囲の状況を見て、自ら判断して避難することが大切です。

早めの避難

 土砂災害警戒情報が発表されたり、前兆現象を感じたら、早めに安全な避難先への分散避難を開始しましょう。特に土砂災害は、過去の犠牲者の多くが屋内で被災していますので、できる限り危険区域からの立退き避難が求められます。お年寄りや障がいのある人など、避難に時間がかかる人は、移動時間を考えて早めに避難させることが大切です。どうしても避難する余裕がない場合は、丈夫な建物の2階以上の斜面から離れた場所へ避難する等の屋内安全確保をしましょう。

ハザードマップを確認しましょう