南海トラフ巨大地震では、揺れが長ければ3~4分続くとも言われています。
揺れが長く続くかもしれないと覚えておけば、実際の地震が起きた時、慌てず落ち着いて行動ができます。
平成28年の熊本地震では、本震クラスの地震が繰り返し発生しました。
1度大きな地震が起きた後でも、大きな揺れが続くことを警戒し、避難行動を行いましょう。
自分の命を守る
机など、その場で一番丈夫な物の下にかくれましょう。
● 落ちてこない場所
● 倒れてこない場所
● 移動してこない場所
火元の確認
火を使っているときはあわてずに火の始末をします。
出口の確保
揺れでドアが変形し開かなくなること もあります。ドアを開け、出口を確保しま しょう。
家族の状況確認
発災時は自分や誰かが怪我をしていても気づかない可能性があります。家族同士で怪我がないか、家に危険がないか確認しましょう。
靴を履き、非常持出品を用意
散乱したガラスの破片などで怪我をする恐れがあるため、底の厚い靴を履きましょう。
隣近所の安否を確認
一人暮らしの高齢者などの要配慮者がいる家庭には積極的に声をかけて、安否を確認しましょう。
正しい情報を得る
ラジオやテレビ、スマートフォンを活用して、正しい情報を得ましょう。
地震の大きな揺れが到達する数秒から数十秒前にテレビやラジオ、スマートフォン、防災行政無線などを通じて、強い揺れが来る地域をお知らせします。緊急地震速報で得られるこの数秒から数十秒という時間は、短いですが、大きな揺れの前に身を守る行動をとることができる、唯一の貴重な時間です。緊急地震速報を聞いたら、まずは身の安全を確保しましょう。
● テーブルやベッドの下などにもぐって頭を守りましょう。適当な所がないときは手近にあるクッションなどで身を守りましょう。
● 料理中は、あわてずに火を消しましょう。また、お湯を沸かしていたら、お湯がかかって火傷を負う可能性があるので、すみやかに離れてください。
● 揺れがおさまったら、直ぐにドアを開けて逃げ道を確保しましょう。
● 学校では先生や校内放送の指示に従ってください。
● すぐに机の下にもぐり、机の脚をもって支えてください。
● 窓際やロッカー、資料棚、コピー機などから離れて、頭を守ってください。
● 揺れがおさまったらガス湯沸かし器やポットのスイッチを切るなど、火元を確認してください。
● 外に出られる適路の安全を確認してください。
● 商品の落下やショーケースの転倒、ガラスの破片に注意してください。柱等に身を寄せ、手荷物で頭を守ってください。
● あわてて出口に殺到するとパニック状態になることもあり危険です。店員の指示に従ってください。
● すべての階のボタンを押して最寄りの階で、エレベーターを降りてください。
● もし閉じ込められた場合は、非常ボタンやインターホンで外部と連絡をとり、救出が来るのを静かに待ちます。
● 揺れがおさまった後に動いていても、避難には使用せず、非常階段を使って屋外へ出るようにしてください。
● 手荷物などで頭を守り、広場などへ移動します。
● 繁華街では上からの落下物に注意してください。住宅街ではブロック塀の倒壊や自動販売機の転倒にも注意が必要です。
● 揺れを感じたらすぐに高台へ避難しましょう。
● 徐々にスピードを落とし、左側に車を寄せ停止してエンジンを切ってください。
● クルマから離れる時には車検証など貴重品をもって、キーはつけたままロックしないで離れてください。
● クルマに乗っているからと言って、そのまま避難に使用しないでください。渋滞し交通が混乱するおそれがあります。
● 農業用ため池が揺れや液状化により、損傷・決壊するおそれがありますのでこ注意ください。ため池の場所や浸水想定区域は農地整備課ホームページでこ確認ください。
地震災害が発生すると「緊急地震速報」など岐阜市から災害に関する情報が放送されます。街のスピーカー(防災行政無線)、ラジオ、テレビなどから放送される災害情報を収集しましょう。
地震後は、床や地面に様々なものが散乱しています。また、余震も続くことから、いつ頭上に物が落ちてくるかもわかりません。頭と足に怪我を負うと避難などの行動に大きな負担となります。頭と足の安全を確保しながら避難してください。
手には何も持たないようにし、ケガの防止として軍手の用意をしておきましょう。
夜間の避難では懐中電灯が必要ですし、服装も気温の変化に応じて調節できるようにしておくとよいです。